ケインズ経済学について ~ あのニューディール政策 ~

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みなさん こんにちは。

朱です。

本日は ケインズ経済学 のコラムです。

 

公共事業をやっていきましょう♪

 

 

ケインズって? 〉

ケインズはイギリスの経済学者です。

彼が発表した『 雇用・利子および貨幣の一般理論 』は

世界の経済政策に多大な影響を与えました。

ケインズがこの理論を発表した当時は

アダム・スミスが考える「近代経済学」が主流でした。

政府の介入を抑えてマーケットに任せるのが最適という考え方です。

しかし、ケインズは適度に政府が市場に介入すれば

資本主義は持続可能だと説きました。

ちなみにケインズ

古典経済学を近代経済学へと押し上げた

「マーシャル」の弟子です。

マーシャルは、みなさんがよく知る

 ” 需要曲線 ” と ” 供給曲線 ” が交わる点で価格が決定するという

一般均衡理論 』を体系化した人です。

一方で、近代経済学への批判としてマルクス資本論

対をなしました。

この資本論では

資本主義経済には限界があり

労働者と資本家の格差は広がり続けると指摘しました。

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〈 どういった政策? 〉

1927 年から 33 年にかけて

世界経済は大不況に陥りました。

世界大恐慌」と言われているものです。

27 年の晩秋のある日

ニューヨークの株式市場で突如として株価の大暴落が起こり

それを起点に世界は大不況の嵐に見舞われたのです。

ケインズはその原因を必死に探りその結果を

「消費は美徳」というたった一言の簡単な言葉で表現したのです。

当時はそれまで

消費を惜しみながら一攫千金を目論んで

株の購入にお金をつぎ込んで

株価は日々高騰

天井知らずの勢いだったのです。

何だか現在の世界経済と似ています。

その当時は世界中が大不況に見舞われましたが

とりわけアメリカでは大都会に失業者が溢れていました。

この失業者を何とかして救おうとしたのは

時の大統領ルーズベルトです。

ルーズベルトケインズをホワイト・ハウスに招き、意見を求めたのです。

そしてケインズは一言

「政府はどんどん投資をすれば失業者は減っていきます」と進言したのです。

ケインズの進言通り

公共投資をどんどんと増大し

ダムをたくさん建設したり

道路を新しく造りました。

その際に多くの失業者を雇ったのです。

するとどうでしょう。

あんなにドン底だった景気が上向き始めたのです。

従来の経済学の考えとは全く逆の政策だったため

これを「ニューディール政策」と呼びました。

 

〈 まとめ 〉

今回の記事はいかがでしたか?

 

政府介入をし過ぎるのも

ダメですが

しなさすぎるのも

経済が立ち行かなくなりますね。

 

今後も ビジネス や 転職 に有益な情報を発信していくので、

よろしくお願いします。