論語と算盤について ~ 近代日本経済のバイブル ~

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みなさん こんにちは。

朱です。

本日は 論語と算盤 のコラムです。

 

2024年の新一万円札の顔になる

渋沢栄一が書いた本です。

 

お金儲けと道徳がないと

ダメなようです♪

 

 

渋沢栄一って誰? 〉

明冶・大正期の指導的大実業家です。

豪農の長男で

一橋家に仕え

慶応3年(1867)パリ万国博覧会に出席する徳川昭武随行して

欧州の産業や制度を見聞しました。

明治2年(1869)新政府に出仕して

5年大蔵大丞となるが翌年退官して実業界に入ります。

その後、第一国立銀行の総監役、頭取となった他

王子製紙、大阪紡績、東京瓦斯といった

多くの近代的企業の創立と発展に尽力しました。

論語』を徳育の規範とし

『 道徳経済合一説 』を唱えています。

大正5年(1916)実業界から引退をしますが

その後も社会公共事業や国際親善に力を注ぎました。

 

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〈 論語と算盤って?〉

論語と算盤は実は非常に近い存在なのです。

論語も算盤も必要でどちらもバランスをとり

『 侍の魂を持ちながら、商人の能力で戦う 』ことが重要です。

ちなみに本書の中では

これを ” 士魂商才 ” と呼んでいます。

士魂商才を目指すべき

ということは理解できますが

これを実践すること、

そして相手が士魂商才かどうか見抜くことは難しいです。

それに対して渋沢はどう回答するのでしょうか?

彼は士魂商才を見抜くためのに

人間観察法を提示しています。

この人間観察法は『 視・観・察 』と呼ばれるものです。

視・・・外観や行動を見る

観・・・動機を見る

察・・・何に満足や喜びを感じるのかを見る

視を使うと相手の商人としての能力が判断でき

察を使うと相手の倫理観や道徳観が理解できます。

例えば

仕事のできは非常に高く

ビジネスセンスも高い人だったとしても

その人がお金を浪費することに喜びを感じていれば

その先に健全な結果がない

ということです。

逆にすごく優れた道徳観があり

社会貢献しているときに幸福を感じる人であった場合でも

ビジネスが絶望的にへたくそでは

結果がでないということになります。

 

〈 まとめ 〉

今回の記事はいかがでしたか?

 

前回紹介した

儒教をもとに

経済を発展させた

功労者ですね♬

 

今後も ビジネス や 転職 に有益な情報を発信していくので、

よろしくお願いします。